未だグリーフの中にあるということ

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青森県弘前市 グリーフケアアドバイザーの佐々木清美です。

不定期ではありますが、グリーフケアを知っていただくためのお話し会や、グリーフケアワークショップを開催しています。が、時々グリーフケアに関する一切に手をつけられなくなってしまい、そんな自分を責めたり、自問自答したり・・・どうして怖くなってしまうのだろう?どうして続けて出来ないのだろう?そんな風に出口のない部屋に閉じ込められたような気持ちになる事がありました。そして、それは未だにあるのです。今回はそんな私の心模様について、グリーフケアの視点から書いてみようと思います。

時々止まってしまう

私は、自身の死別体験からグリーフケアアドバイザーという職業を知りました。そして、それを自分のライフワークとしてやって行こうと決心したのは、やはりグリーフケアが生きていく全ての人に必要だと思ったからです。

資格を知り、特級を取得するまでは無我夢中でした。その時、家族や友人、周りの方に本当に助けられました。今も感謝の気持ちでいっぱいです。

ところが、こんなに自分が切望して始めたグリーフケアの活動なのに、急に心や身体にストップがかかって、続けることが難しくなる時もあったのです。まるで、これから進もうと思っている全ての道の信号が、赤に変わってしまうかのようでした。

あれから4年経った今でも、こうして時々止まってしまうことがありました。

進んでは止まる。止まっては進む。それは自分の想いや考えとは関係のない場所で、勝手にプログラミングされているかのような状態でした。動きたいのに動けないし、その想いとは裏腹に予定を入れては自分を追い込むようにしていました。そうしないと、重い腰が動かないのです。

それでも毎日は過ぎていく

時が解決してくれる、とは言いますが・・・私のこのような状態をグリーフケアの視点でいうと、「行動反応」といい、現実を何とかして打開しようと考えて行動してしまうために、休息と活動のバランスが取りにくくなってしまい、それが行動に表れるのです。例えば、悲しみに暮れる時間がないくらい活動する(過活動)、自分自身でたくさん予定を入れる・黙々と働く(過加重負荷)などです。その反動で休息を欲しているために、引きこもりのような形をとることもあります。また、特定の人や、薬物に依存しがちになる人もいます。

私は、毎日出かけたり、予定を入れたりしていましたし、何か人の役に立ちたいと産前産後ヘルパーを始めたり、さらに子どもに触れる仕事がしたくて保育士のパートを始めたりしました。とにかく何かしていなければいられなかったのです。そうこうしているうちにどんどん疲労が溜まり、風邪をひいたら1か月以上も治らないし、片頭痛なども頻繁に起きるようになりました。まさに過活動だし過加重負荷です。グリーフケアについての活動をしたいと思っているのに、毎日仕事や用事に忙しく、ブログも告知も本当に時間を取ることができずにいました。そんな自分を、こんなんじゃダメなんだと責めてしまうこともありました。

でもどんな一日を過ごしたとしても、朝はやってきて夜を迎えるのです。そしてまた、朝になる・・・。その繰り返しでした。

そして現在は

最近は、少しずつ抱えていたものを手放して、自分がしたいことや使命と思えることを大切にしたいと思うようになりました。これまで私が抱えた荷物は想像以上に大きく重く、もう一人では抱えきれないことに気づいたからです。今でも自分が大切にしたいことはなんなのか自問自答する日々は続いていますが、少しずつ無理をしないように自分の状態や気持ちを確認するようになってきました。あれから4年の月日が経って、ようやく自分と向き合うことができるようになってきたのです。

グリーフケアを学んだ私でさえそんな状態を過ごしているのです。

大切な人を亡くした方に伝えたいこと、それは自分を責めない、周りの誰かと比べて焦らないことです。人生の中で、人はたくさんの別れを経験します。別れの中でも「死別」に対するその衝撃は、人から見るよりも、そして実際に本人が思うよりも深く重いものなのだと私は思います。だからこそ折を見て、立ち止まり、自分を振り返り、抱えた荷物を整理し、心身共に休息を取ることが大切です。

抱えた荷物を整理すること

抱えた荷物を整理するのに私がとても良いと思っているのが、「想いを話す」ということです。それも同じ想いを経験したことのある人と話すことで、とても心が軽くなるし、孤独感からも解放されます。

私が開催している「グリーフケアを知るちいさなお話し会」、「グリーフケアワークショップ」「グリーフケア個別相談」などは、その抱えた荷物を整理することには有効な道すじのひとつだと思います。

安心できる空間で、是非ご自分の想いを話してみませんか?

想いを話して放つことで、きっとまた新たな世界が見えてくることもありますし、何より一人ではないことを実感し、心がふっと軽くなる瞬間を実感していただけると思います。

不定期で開催していますので、ブログなどの開催情報を参考に是非足を運んでいただければと思います。開催リクエストなどもお待ちしております。

お話し会開催について

来月11月1日(木)青森県むつ市にて「グリーフケアを知るちいさなお話し会」を開催いたします。

次のブログにて詳細をお知らせいたしますので、興味のある方はどうぞそちらもご覧になっていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。